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大学留学をして福祉系を勉強したいと思っています。どのような分野がありますか?

アメリカの大学に留学して、福祉関係の勉強をしたいと思っています。どのような分野を学べますか?


アメリカの大学では、福祉に関連する分野として心理学がポピュラーです

アメリカの大学における「福祉系」の分野としては
・心理学
・ソーシャルワーク
・カウンセリング
・各種セラピー(フィジカルセラピー、アートセラピーなど)
・ジェロントロジー
などが代表的なものとして挙げられます。

このうち心理学を除くと、いずれも職業に密接した実践的な分野です。福祉系の職業のことを「助ける仕事」という意味でhelping professionといったりします。

このhelping professionの特徴は、その専門性の高さにあります。人のいのちにかかわる分野ですから、それなりの知識と技術を身につけていないと、職務にあたることができません。

そのためhelping professionに就きたいと思うのであれば、原則的に大学院で学ぶ必要があるということをまずは知っておきましょう。上に挙げた分野のうち、大学で学べる分野もありますが、カウンセリングは大学院でしか学べません。心理学やソーシャルワークは大学でも学べますが、大卒ではその職務が限定されます。いわゆる「心理学者」になるには博士課程を修めなければなりません。

心理学はアメリカの大学では最も人気の高い専攻分野の一つです。Helping professionに就きたい人ばかりが専攻する分野ではありません。どのような仕事でも、およそ「人の心」にかかわる局面に出合うわけですから、そういう意味で応用の幅がとても広い分野です。サービス業からコンピュータソフトの開発まで、心理学が役に立つシーンは無数にあります。

アメリカの大学で学ぶ心理学は、「広く浅く」が基本です。これは心理学に限らず、だいたいどの分野であっても、アメリカの大学ではそのような方針で教えられます。大学院で「狭く深く」学ぶのです。心理学はさまざまなhelping professionの土台となる分野ですから、将来その道へ進むことを考えているのであれば、アメリカの大学では心理学を専攻するといいでしょう。

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