女子にとってはまるでオアシス!? アメリカの女子大の魅力を語らせて!

こんにちは! アメリカのバージニア州の女子大に留学している小川です。

みなさんはアメリカ留学において大学を選ぶ際、どんなことに重きをおいていますか? 1クラスあたりの学生数や気候、日本からの直行便があるか(これは意外と大事です笑)などを考慮している人が多いと思います。

冬休みに栄 陽子留学研究所にお邪魔した際、現役の高校生のかたとお話しする機会がありました。1年前の自分を思い出して懐かしく思った反面、ある言葉が聞こえてきたのです。

「女子大ってちょっとな・・・共学の方が楽しそう!」

・・・ちょっと待った!! 共学にも共学なりの楽しさがあるように、女子大にも女子大なりの楽しさがあります!

今回は、アメリカの女子大のよさ、楽しさを掘り下げていこうと思います。

女子大の魅力とは?

すっぴん上等、ギャルメイク上等、コスプレ上等!?

よく女子大のメリットとして語られるのが「服装に気をつかわなくていい」というものです。

私は実際に女子大に行くまで、「全然おしゃれしなくても浮かないってことかな?」くらいに思っていました。そして大学に来て、たしかにその通りではあったのですが、少し補足が必要なのでは?とも感じました。

私の大学ではすっぴんにジャージで出歩いていてもまったく浮きませんし、それを見て笑う人もいません。かくいう私も大学でメイクをして授業に行ったことがありません。それに、起きてそのまま来たの? と聞きたくなるくらい、寝癖にパジャマで教室にくる子もいます

そうなのですが、「服装に気をつかわなくてもいい」というのは単に「おしゃれしなくてもいい」という意味のみを含むのではなく、「どんなにおしゃれしてもいい」という意味も含んでいます。

実際、毎日バッチリ、フルメイクの子もいますし、つけまつ毛をつけたり、黒いリップを塗っている子など、本当に自由です。日本でちょっと昔に流行ったルーズソックスに革靴を履いている子もいて、それを見たときはちょっとびっくりしました。

アメリカの共学の大学に行っている友だちに聞くと、「ルーズソックスも黒いリップも見たことない!」と言われました。そして、日本人の女の子がアメリカに留学すると、日本的な可愛らしいワンピースなどをだれも着ていないからなのか、現地の子に合わせていくうちにファッションの嗜好が変わったという話をよく聞きます。

ですが女子大では、そもそも何がアメリカ的なファッションなのかわからないので、私は日本から持っていった服を愛用しています。ときどき「それめっちゃ可愛い!!」と褒められるとすごく嬉しいです!

また、ハロウィンなどのイベントになると、みんな一斉にコスプレをします。カチューシャやアクセサリーなど軽いコスプレをする子もいれば、けっこうリアルな子もいます笑。「手作りなの!」と言われたときはあまりの巧みさに何も言えませんでした笑。

どんなにファッションに興味がなかろうと、逆にどんなにファッションに対する凄まじい熱量があろうと、何も言われない、後ろ指を指されないのはアメリカの女子大のいいところだと思います。

ご飯が美味しい!

これは本当に大学によりけりなのですが、アメリカの大学のカフェテリア(いわゆる学食)は基本的に種類が少なく、脂っこいものが多いという特徴があります。

これによって飽きてしまったり、美味しくないから食べない、と言ってどんどん痩せていってしまう人もいます。

健康を維持するためにも食事は大切です。この点、女子大はけっこう食事が充実していると感じることがあります。

なんていったって、みんな食にうるさいからですからね笑。

  • もっとフルーツがほしい
  • デザートにクッキーが食べたい
  • もっとカロリーに気をつかって欲しい
  • サラダの種類を増やしてほしい

キリがないくらいです。

このような要望は、1セメスター(学期)に1回ほど実施されるアンケートでカフェテリア側に伝えることができます。

これらのおかげか、私は大学のカフェテリアに対して、そこまで不満をもったことはありません。サラダバーも美味しいですし、朝には自分でスムージーもつくることができます。アップルパイもチーズケーキも食べ放題です! その分、太りますが笑。

キャリア志向をとことん突き詰められる

アメリカでは女子大の数が年々減少し、「女子大の存在意義」まで議論されるようになりました。

ですが、まだまだ卒業生を中心に女子大に根強い人気があるのは、大学時代に、自分のキャリア形成に必要な、「汝を知る」「興味のある分野を満足いくまで突き詰める」ということが出来たからなのではないかと思います。

私が共学に通っていたときに出会った人たちより、「自分はどう思うのか」「何がしたいのか」を常に考え、行動している人が多いと感じます。

自己形成の道は容易ではありません。ときに変な方向に突っ走ってしまうこともあるかもしれません。

それでも女子大では変な方向に突っ走ってしまっても「ま、そういうときもあるよねえ」「私もこの前こんな失敗してさあ〜」と受け止めてくれる人が多い印象です。

そして時間がたつと今度は自分の失敗談がだれかの失敗を慰める側にまわるという不思議な循環ができあがっています(そしてなぜか失敗談を話す中で、一番おもしろいことをやらかした人が勝ち、のような変な風潮すらあります笑)。

白い眼で見られない

また留学生は慣れない環境のなかで外国語で勉強するため、どうしても涙してしまうことがあります。

私も初めてのセメスターは辛いことが多く、ホームシックにかかっては留学生オフィスの人の前で泣き、小テストでやらかしてはオフィスアワーで教授がドン引きするほど号泣しました。

もし共学で女子が号泣していたら、「必死すぎてイタい」や「泣けばどうにかなると思ってる」などと思う人が一定数いるでしょう。

ですが私の大学ではそんなことを言う人も、泣いている人を白い眼で見る人もいません。

先ほどの私の例でいうと、テストでやらかして号泣した私に対し教授は、非常にわかりやすい英語で、私が質問を理解できるように何度も何度も繰り返し説明してくれました。

ホームシックにかかった際も、映画を見ようと誘ってくれたり、本当に温かい人たちばかりです。だからこそのびのびと生活できたり、やりたいことを好きなだけやれる環境が整っているのだと思います。

まとめ

日本で「アメリカの女子大に留学しています」と言うと、相手にかなり興味をもってもらえます。そのたびに「アメリカの女子大」への偏見? に対して納得するところもあれば違うなと感じることもありました。

とくに女子大の学生=みんなお嬢様、という偏見だけは納得できません笑(これは日本の女子大に通おうがアメリカの女子大に通おうが言われることでしょう)。

ディープな魅力がたくさんあるアメリカの女子大。今回少しだけ魅力を紹介させていただきましたが、留学してみたくなりましたか? きっと一生の思い出になるカレッジライフが送れますよ!

(第2回終わり。第3回へ続く)

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