留学生のためのアメリカ大学キャンパス訪問記:日本人留学生ゼロの大学を狙うなら? Curry College

皆さま、こんにちは! ボストンオフィスです。

今回は、Curry College  という、学生数 2,800人 程度のリベラルアーツ系大学に関する訪問記をお送りします。

 

ボストン郊外の緑豊かなキャンパス

Curry College は、ボストン南の Milton という街に位置し、学校の無料シャトルバスと地下鉄Red Line の利用で、ボストンダウンタウンまで30分程度の距離にあります。キャンパスは多くの緑に囲まれていながらも、ボストンまでわずか7マイルというロケーションです(緑の多さやボストンとの位置関係の把握には Google Earth がとても便利です)。

郊外にある大学らしくキャンパスはとても広く、全体の雰囲気は赤煉瓦で統一されていました。また、Admissions Office(入学審査を司るオフィス)の建物を含むいくつかの建物で新改築の工事が行われていました(一般化はできないかもしれませんが、工事を多くしていることは、キャンパスを良くしていこうとの意思や能力を示すバロメータになるかもしれませんね)。

広いキャンパスにはHillyな(勾配のある)箇所もあるので、割り当てられる寮と教室の位置関係によっては、授業に行きながら体力強化も図れそうです(笑)。なお、5分間隔でシャトルがキャンパス内を走っているそうです。

キャンパスマップ

 

あえて日本人留学生がいない大学をめざすならチャンスかも

留学生に関しては、訪問時(2014年9月)現在で、合計33名在籍しているそうです。留学生の出身国は合計15カ国で、なるべく満遍なく多様性を確保する目的で、1カ国1名ないし2名となるように意識しているそうです(但し、中国からの留学生は例外で、2名以上在籍しているそうです)。留学生のうち、アジア人は6名在籍しています。

これら留学生には留学生向けの寮があり、実際に見せていただいた寮はアメリカの大学で一般的な2人部屋でした。フロアには共用キッチンも備え付けられているそうです。もちろん、キャンパスには Dining Hall(食堂)があるので(ここもとてもキレイなカフェでした)、自炊が必要という訳ではありません。

なお、留学生は留学生向けの寮に「住める」のか「住まなければならない」のか、またそこにはアメリカ人学生は住んでいないのか等について聞きそびれてしまいました。

日本人留学生は、現在は(というか、過去5年間)皆無だそうです。もちろん、大学側としては日本人留学生を避けている訳ではなくウェルカムですが、どういう訳か近年の在籍者がゼロとなってしまっているそうです。あえて日本人留学生がいない大学を希望する方にはお薦めかもしれませんね。

 

入学と英語力の条件

入学条件としては、他の大学と同様、留学生には一定の英語スコアが(も)要求されます。要求される点数に達しない場合のオプションとして、UMass Boston(マサチューセッツ大学ボストン校)の英語プログラムに参加し、プログラム終了時の英語試験をパスすれば Curry への入学が可能となるそうです。また、場合によっては、入学後に平均1年間の ESL クラスをアカデミックコースと平行して受講するそうです(3単位× 2学期で、ESL 合計6単位)。

ご興味のある方は問い合わせてみて下さい。

 

寮の部屋の様子

 

キャンパス風景

 

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