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英語力&語学力
語学学校とESLは同じものでしょうか
アメリカの語学学校とESLとは同じものでしょうか。この2つには違いがありますか?
語学学校とESLは異なります
語学学校とESL(第二外国語としての英語:English as a Second Language)、これらはたしかに混同しがちです。アメリカでも、これらの用語が必ずしも厳密に使い分けられているわけではなく、とても「わかりにくい」のが現状です。
ただこの違いを理解しておかないと、実際に大学に留学する際に困ることになりますので、ここでは、一般的な違いについてお話ししましょう。
ESLとは、「英語を母語としない留学生が英語力を補強するために履修する科目」のことで、れっきとした大学の科目です。
アメリカの大学には、留学生がたくさん学んでいますから、このESLの科目を設けている大学がアメリカにはたくさんあります。
大学の科目である以上、きちんと授業に出席し、テストを受け、成績をもらうことになります。
ただし、大学の卒業単位として認められるかどうかは、大学によって異なります。認められない可能性が高いと思っていたほうがいいでしょう。
英語に自信がない留学生は、アメリカの大学に入学して最初の学期は、ESLの科目と、通常の科目を組み合わせて履修します。
このESLの科目には、世界各国からの留学生が参加しますから、英語の勉強にプラスして国際交流も弾みます。
ESLの科目を設けていない大学もあります。こうした大学では、最初の学期からアメリカ人学生と同じ条件で科目を履修することになりますから、英語に自信がない場合は、注意したいところです。
大学が副業として語学学校を経営することがあります。また語学学校が大学のキャンパスを借りて運営していることもあります。
こうした語学学校で開講される科目は、大学の科目ではありません。その大学に合格していない人でも学べます。もちろん単位も認められません。こうした学校で学ぶ留学は「大学留学」ではなく「語学留学」ということになります。
「大学付属の語学学校で、ある一定のレベルの科目を、ある一定以上の成績で修了すれば、入学許可を与える」という大学もあります(もちろん大学の入学審査では「英語力」だけが問われるわけではありません)。
ただ、こうしたケースで英語力を上げるのはなかなかたいへんです。
というのも、こうした語学学校では、アメリカ人学生と接することがありません。また「短期の語学留学」を目的として来ている日本人留学生もたくさんいますから、だんだん日本人同士で固まって、「長期の海外旅行」のような感じになっていくケースのほうが多いのが実状です。授業以外では英語を使うチャンスもそんなにありません。
こういう語学学校の名称としてESLという言葉が使われていることもありますので、WEBサイトをよく確認しましょう。
また正式の入学許可を出さずに、付属の語学学校への入学を勧めてくる大学もあります。その語学学校に通って、英語テスト(TOEFL®︎テストやIELTS™️など)のスコアを上げてから、改めて出願してください、ということですが、この場合は、もちろん入学できる保証はありません。
一般の業者が、街中で経営している語学学校もあります。
こうした語学学校の多くは都会に位置しています。どこも日本人をはじめアジアからの学生が多く、たとえば3か月か半年、アメリカ生活をエンジョイするために在学しているという人も少なくありません。
こういう語学学校で英語力をアップさせるのは本当に大変で、よほどしっかりした自己管理能力と、明確な目的意識が必要です。
アメリカの都会での生活はとてもお金がかかります。語学学校に出席せずに日本食レストランでアルバイトをするような人もたくさんいます(本来、留学生がアメリカでアルバイトするのは禁止されています)。
「アメリカの大学に留学するためには、まず語学学校で英語力を上げてから」という考えかたもありますが、実際に語学学校で英語力をアップさせて大学留学の夢を実現している人は、驚くほど少数です。
英語力が心配であっても、勇気をもってアメリカの大学キャンパスに飛び込み、アメリカ人と一緒に生物学でも心理学でも学ぶこと、これが英語力アップの1番の近道です。
ただこの違いを理解しておかないと、実際に大学に留学する際に困ることになりますので、ここでは、一般的な違いについてお話ししましょう。
1.ESL
ESLとは、「英語を母語としない留学生が英語力を補強するために履修する科目」のことで、れっきとした大学の科目です。
アメリカの大学には、留学生がたくさん学んでいますから、このESLの科目を設けている大学がアメリカにはたくさんあります。
大学の科目である以上、きちんと授業に出席し、テストを受け、成績をもらうことになります。
ただし、大学の卒業単位として認められるかどうかは、大学によって異なります。認められない可能性が高いと思っていたほうがいいでしょう。
英語に自信がない留学生は、アメリカの大学に入学して最初の学期は、ESLの科目と、通常の科目を組み合わせて履修します。
このESLの科目には、世界各国からの留学生が参加しますから、英語の勉強にプラスして国際交流も弾みます。
ESLの科目を設けていない大学もあります。こうした大学では、最初の学期からアメリカ人学生と同じ条件で科目を履修することになりますから、英語に自信がない場合は、注意したいところです。
2.大学のキャンパスにある語学学校
大学が副業として語学学校を経営することがあります。また語学学校が大学のキャンパスを借りて運営していることもあります。
こうした語学学校で開講される科目は、大学の科目ではありません。その大学に合格していない人でも学べます。もちろん単位も認められません。こうした学校で学ぶ留学は「大学留学」ではなく「語学留学」ということになります。
「大学付属の語学学校で、ある一定のレベルの科目を、ある一定以上の成績で修了すれば、入学許可を与える」という大学もあります(もちろん大学の入学審査では「英語力」だけが問われるわけではありません)。
ただ、こうしたケースで英語力を上げるのはなかなかたいへんです。
というのも、こうした語学学校では、アメリカ人学生と接することがありません。また「短期の語学留学」を目的として来ている日本人留学生もたくさんいますから、だんだん日本人同士で固まって、「長期の海外旅行」のような感じになっていくケースのほうが多いのが実状です。授業以外では英語を使うチャンスもそんなにありません。
こういう語学学校の名称としてESLという言葉が使われていることもありますので、WEBサイトをよく確認しましょう。
また正式の入学許可を出さずに、付属の語学学校への入学を勧めてくる大学もあります。その語学学校に通って、英語テスト(TOEFL®︎テストやIELTS™️など)のスコアを上げてから、改めて出願してください、ということですが、この場合は、もちろん入学できる保証はありません。
3.一般の語学学校
一般の業者が、街中で経営している語学学校もあります。
こうした語学学校の多くは都会に位置しています。どこも日本人をはじめアジアからの学生が多く、たとえば3か月か半年、アメリカ生活をエンジョイするために在学しているという人も少なくありません。
こういう語学学校で英語力をアップさせるのは本当に大変で、よほどしっかりした自己管理能力と、明確な目的意識が必要です。
アメリカの都会での生活はとてもお金がかかります。語学学校に出席せずに日本食レストランでアルバイトをするような人もたくさんいます(本来、留学生がアメリカでアルバイトするのは禁止されています)。
「アメリカの大学に留学するためには、まず語学学校で英語力を上げてから」という考えかたもありますが、実際に語学学校で英語力をアップさせて大学留学の夢を実現している人は、驚くほど少数です。
英語力が心配であっても、勇気をもってアメリカの大学キャンパスに飛び込み、アメリカ人と一緒に生物学でも心理学でも学ぶこと、これが英語力アップの1番の近道です。
[参考リンク]
英語力はどれくらい必要? その対策は?「大学留学に必要な英語力」
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