まさか!? ブラウン大学から合格通知が!
みなさんこんにちは、Kentaです。前回の記事から間が空いてしまいましたが、その間、僕の人生にかかわる大きな変化も起きたので、今回はそれについて書きたいと思います!
ブラウン大学から届いた合格通知
ブラウン大学からCongratulations!
単刀直入にいうと、ウィリアムズ大学から籍を外しました。
というのも、6月に僕のドリームスクールであったブラウン大学(Brown University)に繰り上げで合格することができたからです。
合格の瞬間を再現するとこんな感じになります。6月17日の朝5時くらいに、ランニングをするため準備していたら、大学からこのようなメールが来たのです。
Dear Ken, an update has been made on your Brown Application Portal. (あなたの出願用のポータルがアップデートされました)
朝早いこともあり、無心でその文章を読んだのを鮮明に覚えています(笑)。そして、自分のポータルを確認したら、Congratulations!(おめでとう!)の一字が目に飛び込んできて、そのときやっと自分が合格したんだという、非現実的な事実を理解しました。
そして奇跡的に、その頃免許合宿のため友だちと鳥取に滞在していたのですが、そのうちの1人も同じタイミングでブラウン大学に繰り上げ合格していたんですね。まったくすごい確率です。
その後のランニングは大学のことで頭がいっぱいで、気づいたら終わっていました(笑)。
ブラウン大学か、ウィリアムズ大学か
ブラウン大学から届いたWELCOMEメール
そして、繰り上げ合格した日から2週間、実際に入学するかどうかを決める猶予が与えられました。
僕はこの間ほど、人生で一番悩んだといっても過言ではありません。
みなさんはこう思うかもしれません。「ドリームスクールだったんでしょ? なんでそんな悩むの?」と。
率直にいうと、僕がウィリアムズ大学を盲目的といってもいいほど好きになってしまったからです。
3月に合格通知をもらって以来、いくつかのウィリアムズのイベントに参加したり、在籍中の日本人の先輩がたとも話したり、アドミッションのかたとも電話したりして、僕の頭の中で、「ウィリアムズに4年間通うんだ」というビジョンが形成されていったのと同時に、ワクワクも増していったのです。
そして青天の霹靂のごとく、ブラウン大学に行けるという、ものすごいチャンスが訪れたわけです。
ときには仲のよかった友だちにアドバイスを求めたり、先輩や塾のカウンセラーにも相談したり、親とも長い間話し合いましたが、この2週間は自問自答の繰り返しでした。
それぞれの大学のプロコンを図示したり、自分のやりたいことを一番実現できるというクライテリオンをもとに比較したりもしましたが、本当に両大学ともにいいところで、決められず・・・。
最後はパワーを信じて
でもやっぱり、最終的には出願したときの想いの強さで決めました。僕はアメリカの大学はジョージタウン大学を除いて、1つも訪問したことがなかったので、現地に行ってキャンパスの雰囲気を味わうことができていませんでした。
それでもブラウン大学に強く惹かれ、自分のドリームスクールになったことを考えると、どうしても運命といいますか、強いパワーを感じたのです。そのパワーを信じて僕は、2週間の猶予の最終日にブラウン大学に行くという決断を下しました。
このような選択の機会があったことは、本当に自分は恵まれているなと、いまでも強く思います。
ちなみに免許合宿で一緒に受かった友だちもブラウン大学に行くことになったので、同級生になりました。人生何が起こるか分かりませんね(笑)。
ブラウン大学の魅力
ブラウン大学のシール
前回の記事であんなにリベラルアーツ大学について熱弁していたのに、結局リサーチ大学かよ! と思うかたもいるかもしれません。そんなことはないのです。なぜならブラウン大学はリベラルアーツ大学とリサーチ大学のいいとこどりをした大学だからです。その説明も兼ねて、僕がこれからの4年間お世話になる大学について少し語らせてください!
まず、なんといってもオープンカリキュラム。これは僕が初めてブラウンを知ったときに最も衝撃を受けたものの1つです。オープンカリキュラムとはその名の通り、自分の4年間のカリキュラムを、あたかも自分がその設計者のように決めることができるというもの。
他の大学では英語の学術的ライティングを学ぶセミナーであったり、体育であったり、履修しなければいけない科目があると思います。早稲田では統計学と、英語のライティングが必須でした。
しかしブラウンにはそれがないのです。学生は2年生の修了時にコンセントレーション(専攻のようなもの)を決めます。コンセントレーションを選ぶためにとらなければならない単位がいくつかあります(たとえば International and Public Affairsというコンセントレーションは、導入科目である Politics of Illicit Economyが必須になります)が、絶対的に必要なのは本当にそれだけなのです。
ですから、たとえばコンピュータサイエンスをコンセントレーションとしながら、エジプトの象形文字についての授業や、聖書を政治的に解釈する授業を組み合わせるといった、オリジナルのカリキュラムがつくれちゃうわけです。
これって、リベラルアーツ大学の醍醐味ですよね?
でも、ブラウン大学はリサーチ大学なのです! ですから、リサーチ大学のよい点を兼ね備えています。学部生が7,000人ほどの中規模の大学でありながら、それに対して800人ほどの教授が在籍していて、学生1人ひとりに手厚くサポートしてくれます。
そして何より大学のプログラムがすごいです。毎日大学からE-mailでお便りをもらうのですが、イベント三昧で正直把握するのが精一杯なくらいです。
最近ですとWorth it?というYouTubeで有名なグルメシリーズに出演しているかたが講演に来てくれたりと本当に楽しいです。自分はまだブラウンに「正式」には入学していないのですが、すでに毎日がとても楽しいです。
コロナの影響で入学が延期
いま、「正式」にといいました。そうなんです。じつはまだ入学していないのです。
これもブラウン大学を選んでよかったと思った瞬間の1つなのですが、ブラウンはコロナウィルスの影響を受けて、キャンパスで学生の密集を避けるために、1年生の入学を1月に延期させたんです。
そして、その間、1年生全員に、1つ無料で単位がもらえる授業をくれたのです。これは学生によって受け取りかたはさまざまですが、僕は秋学期オンラインで授業を受けるよりは、1月まで待ってキャンパスに行って授業を受けたかったので、大学にはとても感謝しています。
夏休みは短くなりますが(笑)、ほかの大学が秋学期はオンライン授業を行っているなかで、このような対応をとっているのがブラウンだけだと考えると、新1年生に対して多少は思いやりがあると解釈できるのではないでしょうか。
ブラウン大学の「無料授業」
ちなみに僕は、この無料授業はThe Rise of Chinaという、中国の辛亥革命から現在に至る発展を文化的、経済的、政治的側面から理解するというものを選びました。非常に興味深く楽しんでいます(笑)。
量的には、
- 1週間に120ページくらいの論文、記事、本などを読む
- 2週間に1回のクイズがある
- 月に1回、5ページの論文を書く
という感じです。
授業は、週に2回はZoomで90分のレクチャーと、1回の小人数のディスカッションがあります。このディスカッションが僕は一番好きです。いい意味で、自分の意見の浅さとかに気づくことができます。
久々のブログで、現状報告という形になってしまいましたが、僕自身、1月からの留学生活が楽しみで仕方がないです。
改めましてブラウン大学1年生の吉居健太、日々精進して参ります。
社会が不安定ですが、皆様の健康を祈っています。
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