留学生のためのアメリカ大学キャンパス訪問記:中西部の名門リベラルアーツ Beloit College

皆さま、こんにちは! 吹雪のボストンオフィスです。

日本でもニュースとなっているようですが、ニューヨークやボストンの東海岸ではSnow Blizzardに見舞われています。ボストンでは、State of Emergency Alert(非常事態宣言)が発令され、電車等の公共機関、学校、オフィス、お店等がお休みで、まるでゴーストタウンのようでした。

自家用車の利用も禁止されていたようで、普段は車で一杯の道路がスキー場に早変わり!?

 

中西部の名門リベラルアーツ・カレッジ

さて、今回の訪問記でお送りする大学は、中西部ウィスコンシン州に位置する小規模リベラルアーツ大学のBeloit Collegeです。Beloit College は中西部の名門リベラルアーツ大学で、当研究所からも数十年前から多くの学生さんが入学、卒業してきています。

Beloit College は、地理的にはイリノイ州との州境付近のウィスコンシン州南部に位置し、州都マディソンまで1時間、ミルウォーキーとシカゴまでそれぞれ2時間程度の街に位置します。

 

お酒と縁の深い(?)ウィスコンシン州

ウィスコンシン州は、元々ビール好きなドイツ系移民が多いためか、かつては(今でも?)お酒で有名な州ですね。

Milwaukee には全米2位のMiller ビール(数年前に南アフリカのビール会社に買収されたようですが)の本社があったり、州内には多くの酒造所があるそうです。前に青木宣親選手が所属していたメジャーリーグチームの名前もMilwaukee "Brewers" (「醸造者」の意味)ですね。

他の州と異なり、ウィスコンシン州では18歳から飲酒が合法だったことも州のお酒文化と関係しているのかもしれません(現在では21歳からです)。

かつてはBeloit College のキャンパスにもPub があり、学生もそこでビールを飲むことができました(いまでもC-HausというPubがあるようです)。

なお、すっかりお酒の話に偏ってしまいましたが、もちろんウィスコンシン州民の皆が皆お酒を飲んでばかり、という意味ではありません(笑)。

 

リベラルアーツの伝統が生きているキャンパス

さて、Beloit College に戻ります。Beloit College は、1846年に設立された歴史あるリベラルアーツ大学です。当時より少人数リベラルアーツの伝統を維持しており、学生数は1,300人程度の少人数に抑えられており、既婚者等の例外を除いた全学生が寮に住んでいます。

赤レンガ造りの伝統的なキャンパスには緑が溢れ、キャンパスのすぐ横にはRock River という大きめの川も流れています。農園地帯が広がる中西部では意外と水を見ることが少ないものですが、Beloit College ではRock River が緑豊かなキャンパスとマッチして景観に一役買っています。

 

全米と全世界から集まる学生たち

また、Beloit College の特徴として、学生の多様性が挙げられます。

アメリカ人学生の8割以上はウィスコンシン州以外の州の出身で、49州から集まっています。さらに総学生数の約10%は留学生で構成されており、約40カ国からの留学生が在籍しています。

アメリカ中西部のウィスコンシンにいながらも、東海岸、西海岸、南部、アメリカ以外の外国等、様々な地域の文化に触れる機会がありそうですね。

なお、日本人留学生は2014年秋学期以前の時点で9名在籍しているそうです。

 

多種多彩な分野で活躍する卒業生たち

アカデミック的には、元々Anthropology(人類学) とGeology(地学)が屈指のプログラムなことで知られていますが、Englishのレベルも高く、作家やジャーナリスト希望の優秀な学生が集まっているそうです。実際に、詩人やジャーナリストとして活躍している卒業生を輩出しているようです。

もっとも、卒業生は、オリンピック金メダリストやメジャーリーガー等のスポーツ選手から、政治家、裁判官、大使といった公務員、グラミー賞候補のシンガーソングライターやエミー賞候補の映画監督等々、多岐の分野で活躍しており、学生が様々なことにチャレンジしたり勉強したりできる環境にあることが伺えますね。

 

Beloit College に興味のある方は、学校に問い合わせてみて下さい。

 


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