留学生のためのアメリカ大学キャンパス訪問記:西海岸のマンモス州立大学 San Diego State University

皆さま、こんにちは! ボストンオフィスです。

前回のUniversity of San Diegoに続いて、今回もサンディエゴの大学キャンパス訪問記をお送りします。

 

California State Universityグループの一校

今回お送りするのは、Undergraduateだけで(大学院生を含まず)学生数25,000人を擁する州立総合大学の San Diego State Universityです。

 

 

San Diego State Universityは、San Diego中心街から北東に15分ほどドライブしたところに位置します。キャンパスからは San Diego Trolleyという電車でもダウンタウンへのアクセスが可能だそうです。

San Diego State University は学校名に “California State” と付いていませんが、州内に20校以上ある “California State University (CSU)” グループの一つです(他には、CSU Los Angeles, CSU Long Beach, CSU East Bay等があります)。出願時には、"CSU Mentor" と呼ばれる共通の出願システムを通じて、希望する複数のキャンパスに同時に出願することができます。

なお、カリフォルニアの州立大学には、CSUの他に “University of California (UC)” システムもあります(UC Los Angeles, UC San Diego, UC Berkeley等。ちなみに、最近ノーベル賞を受賞した中村教授は、UC Santa Barbara所属ですね)。

CSUと UC のザックリとした区別としては、UC システムに属する大学はいわゆるResearch 型大学で、 原則として、Ph.D.(博士号)はUC グループの大学でオファーされます。ただし、San Diego State University はこの例外で、多くの分野で博士号をオファーします。そのため、San Diego State University を Research 型大学と呼んでも間違いではないと思います。(Californiaの州立大学の仕組みについては、この記事をご参照下さい。)

 

 

特徴的な学生構成と建物

次に、San Diego State University の特徴として(というか、多くの州立大学で共通しますが)、25,000人近くいる学生の90%以上は地元カリフォルニア州の出身という点が挙げられます。州立大学では州民と州外民とで学費が大きくことなるため、こうした傾向が強くなります。

また、大学の寮に住んでいる学部生は20%未満とのことですので、San Diego State University では、もしかしたら、カリフォルニアの中でもさらにサンディエゴ近郊の地元出身者が多く在籍しているのかもしれませんね。

さらには、学生の人種構成にも特徴的な点があります。場所柄かヒスパニック系の学生が多く、白人学生と同じくらいの割合を占めているようです。

前回ご紹介したUniversity of San Diegoについての記事でも触れましたが、西海岸の大学は、ラテンカルチャーに(も)興味のある方には特によい環境かもしれませんね。

ちなみに、UCLAは白人学生よりアジア人学生の方が多いと言われています。細かくリサーチした訳ではありませんが、カリフォルニアの(州立)大学では、どこも必ずしも白人学生が絶対的多数とは言えないのかもしれませんね。

さすがUndergraduate だけで 25,000人もの学生を有するマンモス大学だけあって、San Diego State University のキャンパスはとても広大です。

限られた時間で歩いて細かく見て回ることは困難で、全体を車でグルグルみて周り、Library、Administrativeオフィスの建物、スポーツ施設、いくつかの教室建物等、要所 に限って歩いてみました。キャンパスには、オレンジ屋根のヨーロッパ調? 建物が多くありました。東海岸や中西部ではこうした建物はほとんど見ることがありませんが、西海岸(やフロリダ)では多いのかもしれませんね。

 

 

 

 

100以上の国から留学生が集まる国際的なキャンパス

留学生については、正確な数はその場ではわかりませんでしたが、100カ国以上から来ているそうなので、数百人(もしかしたら4桁??)は在籍していると思います。また、世界各国からの留学生をウェルカムするだけでなく、SDSU の学生が諸外国へ留学するプログラムもとても充実しているそうです。

日本人留学生が入学を認められるためには英語のテストで所定の点数をとる必要が(も)あります。この点数に満たない場合のオプションとしては、大学に英語学校が併設されています。

ちなみに、今回お話させていただいた女性は前に埼玉県に住んでいたことがあるそうで、日本のことをよく知っていました。一般に、留学生担当オフィスの方はアメリカ以外の国にも興味のある方が多いですが、日本に住んだ経験がある方にも意外と多く遭遇します。

 

最後に、CSU では、数年前に州の財政問題から生じた危機があったことについて補足しておきます。関連記事も読んでみて下さい。

 

San Diego State University に興味のある方は、学校に問い合わせてみて下さい。

 

 

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