留学体験記:アメリカの大学と大学院でサバイバル(第3回)

みなさんこんにちは! 今回の「留学ブログ」では、わずか2年半でアメリカの大学・大学院への留学を成し遂げた、K.O.さんの留学体験記の第3回をお送りします。今回はおもに留学サバイバル就職活動についてお話しいただきました(第2回の記事はこちら)。

 

留学する「前」の準備

英語の勉強も大切ですが、私はそれと同じくらいアメリカの大学(院)の

  • 授業スタイル
  • 評価方法
  • 勉強方法
  • 生活方法
  • サバイバル方法

などを学ぶことも重要だと考えていました。その理由は、アメリカの大学・大学院の教育は、日本の大学・高校のものとは多々異なるところがあるからです。

したがって、私はアメリカの大学(院)で生き残るため、栄 陽子留学研究所が出版している書籍や教材、ホームページ、図書館の留学情報本を読みこんで、自分のアメリカ留学を成功させる知識や考えかたも貪欲に吸収していました。

 

留学サバイバル

とくに授業の評価方法については、シラバス(授業初日に配布される授業進行表)にすべて書いてありますので、授業開始時にしっかり読み込んで、1学期間を通して93点以上(A評価)の総合点を稼げるように準備・自己管理をしたらよい成績がとれると思います。

また、留学初年度は英語が聞きとれなくて教員が何を言っているかわからないことがよくあります。ここで、恥ずかしがらず面倒くさがらず、「わからないことはその場で聞いて理解する」癖を身につけてください。

後回しにしていいことは一つもありません。恥をかいてでも勇気をもって聞いた者勝ちです。さらに、課題提出の期限はしっかり守りましょう。どうしても守れない事情がある場合は、なるべく早くに担当教員に相談しに行き、時間の延長や代替策の許可を得ましょう。

 

留学中の就職活動について

留学生向けの就職イベントや就職ウェブサイトは、近年日本国内外で増えてきており、留学生の卒業に合わせて働ける会社が増えてきていると思います。しかし、募集企業に偏りがあります。

留学生就職イベントで出店が多い業界は、メーカー・コンサルティング・金融・商社・製薬・ITです。一方、出店が少ない業界は、宿泊・旅行・航空です。

私は、「宿泊・旅行業界」を志望していましたので、留学生向けの就職イベントや就職ウェブサイトでは、希望する企業に巡り合えませんでした。したがって、大学院卒業後に、日本の大学3年生・院生と同じスケジュールで就職活動を行いました。

幸いなことに、第一志望の旅行会社にご縁をいただくことができました。私のように特定の業界や仕事・就職先にこだわりのあるかたは、こうした点を考慮に就職活動をされるとよいかと思います。

 

留学を経て抱いた私のちょっとした使命感

入社後は、日本の魅力を世界に発信し、日本に旅行やビジネスをしに来る訪日外国人観光客を増やす仕事に携わります。

長期的に人口減少・地域の過疎化が進んでいく日本にとって、国外から観光客を集め、過疎化の進む地方に外国人観光客を送客し、外貨を落としていただくことは、地域振興・雇用創出・日本経済の活性化にとって必ず必要な取り組みの一つだと私は考えています。

アメリカに留学することで、相対的な日本の魅力に気づくことができ、また同時に、日本の新聞・テレビ・書籍が取り上げるほど世界中の多くの人々はまだまだ日本のことを知らないことに気づきました。

したがって、日本人である自分は改めて祖国のことを学び直しながら、世界中のかたがたに日本の魅力をわかりやすくお伝えし、日本に旅行しに来ていただき、日本の観光業を盛り上げる貢献をしていきたいと考えています。2020東京オリンピック・パラリンピックの成功の後にも、過疎化の進む地方に人の流れを作り、地域経済の振興・日本経済の活性化に仕事を通して貢献していきます。

(第3回終わり。第4回へ続く)

 

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