留学体験記:アメリカの大学と大学院でサバイバル(第1回)

こんにちは! 今回の「留学ブログ」では、2年6ヶ月間で、大学編入留学大学院留学を成し遂げ、みごと卒業なさったK.O.さんの留学体験記をお届けします。これから全4回シリーズでお送りしますので、お楽しみに!

第1回となる本記事では、留学の動機を中心にお話しいただきました。

 

アメリカの大学編入と大学院卒業を経験

みなさん、はじめましてこんにちは。私はK.O.と申します。

私は、日本の四年制大学を卒業した直後に、2年6ヶ月間のアメリカ留学で、大学編入と大学院卒業を経験しました。留学した地域は、東海岸のボストンと、ニューハンプシャー州にあるマンチェスターというところです。留学目的は、「ホスピタリティ・マネジメントを勉強しつつ、外国人と対等に働ける英語力と経験を養うこと」でした。

留学1年目は、語学学校やコミュニティ・カレッジよりも、アメリカ人と対等に学べて鍛えられる大学に編入してホスピタリティ・マネジメントを専攻しました。

「ホスピタリティ・マネジメント」とは、ホテル、リゾート、レストラン、クルーズ、イベントなどを効果的に管理・運用して顧客満足を高めながら企業利益を実現させる実学です。

2年目には同大学を退学し、アメリカの大学院に進学して国際経営学シックスシグマを専攻しました。

「国際経営学」では、自国市場だけでなく、全世界を一つの市場としてとらえ、外国市場でビジネスを成功させるために必要な知識・ノウハウ・考えかたを学びました。

「シックスシグマ」では、統計的手法を用いて、欠陥品や業務オペレーションのミスや無駄の原因を突き止め、可能な限りそれらを改善して利益と顧客満足度の向上に結びつけるプロジェクト・マネジメント手法を学びました。

 

留学することを決意した背景

私が留学を決意し、両親に交渉したのは日本の大学2年生のときです。

当時、教育学を専攻していましたが、就職を考えたときに、「日本が世界に誇れる文化・観光資源・日本人のおもてなし(ホスピタリティ)を世界に発信できる仕事に携わっていきたい」と考えました。そこで、「ホスピタリティ・マネジメント」を体系的に学べて、「国際経営学」についても学べる機会や施設を探しました。

その結果、当時の日本では、日本の大学・大学院で「ホスピタリティ・マネジメント」を体系的に学べる機関がほとんどないことがわかりました。一方で、アメリカには、最先端のホスピタリティ・マナジメントと国際経営学を学べる大学・大学院があることがわかりました。

こうした経緯から、ぜひ就職する前に留学して学びたいことを学んでみたいと強く思い、栄 陽子留学研究所を通して、アメリカ留学の実現に至りました。

 

アメリカの大学に編入した経緯

私は留学直前までに、二つの大学と一つの大学院に合格していました。私は大学院卒業をめざしていたので、初年度に編入するアメリカの大学を卒業する意思は最初からありませんでした。

私が大学に編入した理由は、「ホスピタリティ・マネジメント」を学べる点と、語学学校やコミュニティ・カレッジに行くよりもアメリカ人と一緒に勉強できて大学院入学前にサバイバル力が鍛えられる点でした。したがって、大学院には、入学年度を1年遅らせていただいて入学しました。

また、私はアメリカに来てまで「英語を学ぶ」授業をとりたいとは思いませんでした。それよりも限られた留学期間と費用の中で、英語で新しい分野を学ぶ授業をとりたいと考えていました。

というのは、私は日本で大学受験や大学の英語の授業、英会話スクールを通して散々「英語を学ぶ」経験をしてきたからです。そのため、大学編入時に受けたプレイスメントテスト(英数)で高得点を上げて、アカデミック・アドバイザーに交渉し、基礎科目を免除していただき自分の学びたい「ホスピタリティ・マネジメント」の授業ばかりをとっていました。このことで、編入した大学の1年間で無駄なく自分の学びたい授業をとりながら、大学院でサバイバルする力を身に付けていくことができました。

 

留学中に定めた目標

留学するにあたって、個人的にいくつか目標を立てました。

 1.大学院卒業まで日本に帰国しない(両親との約束)

 2.成績はすべてAをとり、大学(院)から給付型奨学金をいただき、アルバイトできない分を稼いで両親の負担を減らす

 3.ハワイのホテルでインターンシップを実現する

 4.外国人と対等に働ける経験と自信を身につける

これらにまじめに取り組み過ぎるあまり、友だち付き合いがあまりよいほうではなかったなと少し反省していますが、結果的に上記4つの目標を実現することができてとても自信になりました。

(第1回終わり。第2回へ続く)



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