ボストンより「SJ」のミラクル留学体験記〜第3弾〜

Freshman(新入1年生)として過ごしたBostonの短い夏はアタシにとって実に起伏にとんだものでした。

今思えばSummer term(夏学期)の準備を1月からコツコツしていた気がするので…やっと終わりかぁなんて気もしています。でも、この夏の授業は山あり谷ありで実に楽しかったです。

かねてから解剖というものを授業としてやりたい欲があったので…探していた時に見つけたBoston Universityのhuman anatomy(人体解剖学)のクラスをこの夏取っていましたが、大変なことも目立ち毎日があっという間に過ぎていった気がします。



まずクラスメートですが…解剖のクラスをワザワザ夏にとるという学生ですから?? まぁ、バラエティに富んでいました。近くの有名大学medical school(医学部)進学希望のやつ、有名病院の外科医の息子、血を見て顔面蒼白になるやつ、やたら縫合がうまいヤツ、肝臓を見て「焼いたらおいしいかも」というやつ、中には…胃をcut&remove(切断&切除)した時に大喜びしたヤツなんていうのもいました。


そして、このアメリカ人や他の数名の留学生達にも一番変わっていると言われているアタシ(どんだけアタシって変なの??)を含めて15人ほどがクラスメートでした。そして、クラスは主に午前がレクチャーで午後まるまるが解剖でした。それを、1学期(16週間)中のことをわずか4週間ほどで済ませるわけですから尋常でない速さで目が回りそうでした…。

おまけに、予習に加えてプレゼン・リサーチペーパー・クイズ・exam(試験)なんて恐ろしいものも何回かあり、今考えたらよく超えたものだと自分でもびっくりしています。それでも、必死に耐えたこのクラスで得たものはかなり大きいと思います。



どれが”膵臓??これか??”と十二指腸をつまんで教授大笑いから始まり、脳死とは人の死かどうか??でクラス大分裂、リサーチペーパーパクられ事件、全員がトラウマ子宮解剖事件、肝臓の機能についての大爆笑プレゼン、献体紛失・増殖事件と起こったことをちょっと上げるだけでも本当にいろんなことが毎日起こりましたが、クラスメートたちと協力し、時には対立し喧嘩し、仲直りに飲みに行って自分の理想の医学を遅くまで語ったりしていくうちにお互いを励まして鼓舞し友達としての人と人としての絆が強くなったように感じました。

夏が終わるとみんなそれぞれ自分の道に戻っていくわけですが、もし機会があるなら将来どこかでまた会いたいものです…。もしかして、彼らの誰かが医療関係者として活躍するかもしれないし…。ちなみに、教えられても講義の教室がわからず、帰り道もわからず、ほぼ毎日朝・晩BUのキャンパスを上に下にさ迷って警備員に完全に不審者扱いされていたというのは秘密です。さて来年の夏はどこに行くかなぁ~。



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