留学体験談:名門リベラルアーツ・カレッジを優秀な成績で卒業(2)
みなさんこんにちは!
今回の「留学ブログ」では、アイオワ州の名門リベラルアーツGrinnell Collegeを卒業したこうたくんのアメリカ留学体験談の第2回をお届けします。今回は、おもにスポーツのことと、交友についてお話をうかがいました(第1回の記事はこちら)。
勉強とスポーツの両立
Q. 部活は何をやっていたのですか?
A. 3年間水泳部に、最後の1年は陸上部に属していました。
まず水泳部では、毎日授業後に3時間の練習がありました。週末は試合がありましたし、たまに遠征に行くこともありました。
水泳はもともとやっていたわけではなかったので、けっこうしんどかったです。学校のプールで泳いでいたら、水泳部のコーチにスカウトされたのが入部のきっかけでした。でもチームのレベルがかなり高かったので、自分と他の選手とのレベルの違いを痛感しました。みんなのレベルについていくために、練習はかなりしました。
一方で、陸上はめちゃめちゃ楽しかったです!(笑) 水泳がオフシーズンになる間の、2~5月が陸上のシーズンで、三段跳びや短距離走に挑戦しました。チームメイトと一緒に応援することもすごく楽しかったです。
Q. 勉強と部活の両立は大変だったと思うのですが・・・。
A. シーズン中は毎日練習があったので忙しかったですね。ただ逆に部活に入っていてよかったことは、勉強との気持ちの切り替えができたことです。
テストで悪い点数をとって気分が落ちていても、レポートの提出期限が迫ってストレスが溜まっていても、練習をしている間は、そんなことを考えている余裕もありませんでした。勉強のことをまったく考えない時間が毎日できたことで、気持ちの切り替えがうまくできるようになりました。
Grinnell College Carnegie Hall, photo by Aureliusxv, Wikipedia Commons
留学を通して心の支えとなった友達
Q. 留学中の交友関係はどのようなものでしたか?
A. 部活のチームメイトとはとても仲よくしていました。辛い練習が重なっても、チームメイトの存在があったからこそ乗り切れたのだと思います。
部活外でも、授業が一緒のときは、グループワークを一緒にやることもありました。
週末は部活のみんなでパーティをして盛り上がりましたね。毎週末に学校主催のパーティもあったので、そこもいい息抜きになりました。
あとは留学生の友達も多くいましたね。留学生とはオリエンテーション(日本の大学のガイダンスにあたる)をきっかけに、すごく仲よくなりました。最初のルームメイトはジャマイカ人で、彼とはいまでも仲よくしていますよ。勉強や部活が忙しい中、友達の存在は大きな支えでした。
Q. 留学生は全部でどれくらいいたのでしょうか?
A. 全学生が1,600人くらいで、そのうちの150人が留学生でした。留学生とはすごく仲よくなりましたね。
自分がまったく知らない世界の話を聞くのはいつも驚きでした。
たとえば、仲がよかった友達にチェコ人の3姉妹がいましたが、彼女たちはアフガニスタンで生まれた後、チェコに亡命した過去をもっていました。彼女たちは、英語はもちろん、フランス語やスペイン語まで話せました。アフガンの時の生活の話を聞くと、日本とあまりにも違うのです・・・。でも違う境遇だけど、異国の地でお互いがんばっているという気持ちがありました。
留学生団体の幹部にもなり、International Festivalの企画や統括も行いました。
Grinnell College Joe Rosenfield '25 Center, photo by Aureliusxv, Wikipedia Commons
「はじまり」を意味するアメリカの卒業式
Q. 怒涛の4年間を過ごしたということですが、最後の卒業式ではどのように感じたのでしょうか。
A. 卒業式は、さびしいとかいう感情はなかったですね。みんなでワイワイやっていました。というのも、アメリカの卒業式はCommencement(はじまり)と呼ばれるのですよね。
クラスメイトは大学院に行く人が多かったですが、大学に残って働く人もいます。
卒業の時点で進路が決まっていない人も多く、じつにさまざまです。それでもみんなと絶対会わないとかいう感覚はなく、また会おうね、という感じでした。4年間は早かったです。大変だったけど、よかった、と振り返って思います。
(第2回終わり。第3回へ続く)
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