カリフォルニア州立大学 新入生受け入れの凍結②

昨日カリフォルニア州立大学が新入生の受け入れ凍結を発表した記事を書きましたが、それでは留学生はどのように考えればいいのでしょうか。


日本ではコミュニティ・カレッジから州立大学へというコースが長い間留学エージェントの都合によって広められてきました。(コミュニティカレッジは入学手続きが簡単なのと費用が安いので商品として売りやすいからです)
また、日本人はカリフォルニアに親近感を覚えるため、多くのエージェントや専門学校がカリフォルニア州立大学やUCLAに進学できると宣伝してきましたが、州立大学への入学不可は今回に限らず、またいつ起きるかわかりません。





また、入学しても卒業に必要な科目の登録ができないということが起きています。

アメリカの大学は単位で授業料を計算します。

CSUグループに通う留学生(州外出身学生)は以下のように授業料を計算します。

セメスター制の学校の場合 - 1単位372ドル(クオーター制の学校は1単位248ドル)
12単位取得した場合(フルタイム学生):372ドル×12単位=4464ドル
これにカリフォルニア州民が支払う授業料の2736ドルを足した額が1学期に支払う額となります:4464ドル+2736ドル=7200ドル/学期


留学生は学生ビザのステータスを保持するためのフルタイム学生でなくてはならず、必ず1学期に12単位以上取得しなければなりません。カリフォルニア州民の学生であれば必要な科目が開講されない学期は、パートタイム学生として、登録単位数に応じて授業料を支払うことができます。しかし、このような状況においては、留学生はビザのステータスを保持するためだけに卒業に必要でない単位を取得しなければならず、かつ卒業がどんどん遅れるということが起きる可能性があります。


ここ数年はカリフォルニア州の経済が不安定なため、州立大学以外でも何か起きるかもしれません。残念なことですが、このような事をよく認識したうえで留学を考えなければならないのです。




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