アメリカに留学する際によく目にする・耳にする用語を集めました。
アルファベット別・カテゴリー別に用語を検索できます。
ご自身の留学にぜひお役立てください。
演技と演出。
発声法や演じかた、演出手法や脚本の解釈などを学びます。おもに舞台での演技と演出が学習対象になります。
科目(course)を登録(register)した後に、新たに別の科目を追加すること。
科目を追加することができるのは、通常、学期が始まってから2週間以内。ただし、学期が始まると同時に授業も開始されるので、2週間近くたってから追加すると、ついていくのがたいへんになります。また人気の科目は定員がいっぱいでaddできない場合もあります。Addするならば、できるだけ早めに判断するようにしましょう。
反対に、科目の登録をキャンセルすることを"drop a course"といいます。
広告学。
製品やサービスの販売促進のために、メッセージをつくり、伝え、評価することを学びます。
広告理論からマーケティング、広告用コピー、レイアウト、PCを用いた製作方法などが学習範囲です。
宇宙学。
数学と科学的理論を、飛行機の機体、宇宙での乗り物、そのシステム・デザイン、開発、生産評価に応用することができるようにする学問。
飛行の性質や開発過程における空や宇宙での乗り物を着陸、誘導、コントロールする応用研究もカバーします。
アフリカン-アメリカン学。
アメリカとカリブ地域を中心に、北半球の黒人の歴史、社会、政治、文化、科学を学びます。黒人学とも呼ばれます。
人類学。
人間の文化的な行動とそのパターンに関する学問。
さらに、人類学、霊長類学、人間古生物学、有史前の考古学、人類の進化、人類学的言語学、民俗学、民族歴史学、社会文化人類学なども研究範囲です。
アート・マネジメント。
アート関連の施設や組織の管理・運営について学びます。経営・財務管理、マーケティング、資金調達、人材管理、広報、芸術振興などを含みます。
音楽系の分野としてMusic Management という分野もあります。
アスレチックトレーニング。
運動に伴うケガの防止や治療、リハビリテーションの理論と実践を学びます。
スポーツ医学や栄養学、運動科学、設備保全、患者のためのカウンセリングなども学習範囲です。
基本的に大学院で学ぶ分野です。
航空学。
飛行機の操縦や安全管理、グラウンド・サポート、空港管理などを実践的に学びます。
キャンパス内に練習用の飛行場を設けている大学もあります。
バイリンガル/バイカルチュラル教育学。
2か国語を話す人や2つの文化に属する人を対象とした教育方法を学びます。
生化学。
生きている細胞の化学的なプロセスを学びます。
細胞の遺伝子情報蓄積と伝達、細胞レベルでの化学、血液、生物的なシステムや生産物、そして、呼吸、消化、誕生などの生命のプロセスに関する学問でもあります。
経営学。
企業を組織を経営するための理論とノウハウを学びます。
経営管理理論、人事管理、経理、統計分析、購入と資材配達、マーケティング、意思決定などの分野も含みます。
微分積分。
日本人にとってアメリカの大学の数学は比較的簡単なため、基本レベルの微分積分はplacement testの結果によっては、履修が免除される可能性もあります。
二つの関連した学科を組み合わせて一つの専攻(major)としたもの。
たとえば、哲学(philosophy)と宗教学(religion)を組み合わせて、"philosophy and religion"として一つの専攻と考えます。
コミュニケーション。
個人、マスメディア、ジャーナリズム、放送などいろいろな形のコミュニケーションを全般的に学びます。
スピーチコミュニケーション、マスコミュニケーション、ジャーナリズム、ブロードキャスティングといった専攻を設けている大学もあります。
コンピュータ・サイエンス。
実際のシステムデザインやソフト開発を含む、コンピュータをつくったりデザインしたりするためのコンピュータ言語に関する科学的、数学的な学問。
さらに、コンピュータ設計、製造、コンピュータ言語のプログラム、数字的分析、コンピュータ・システム理論、人口知能、人工頭脳研究、シミュレーション・モデルの分野までを含みます。
コンピュータ/インフォメーション・サイエンス。
ハードとソフトの両方を含む、IT全般について学びます。
必修科目。
"Core"は「核」という意味。Required courseやrequirementとよく似た意味ですが、通常"core"がつくと、その分野の中核となる科目になります。
特定の科目を履修する前に、あらかじめ履修しておかなければならない科目がprerequisiteと呼ばれるのに対して、その科目と同じ学期に同時に履修しなければならない科目をcorequisiteと呼びます。
科目。
日本語の「コース(課程)」とは意味が違うので注意しましょう。
一つひとつの科目には、通常科目名(course title)と科目番号(course number)がつきます。指定された必修科目(required courses)と選択科目(elective courses)をとり、必要な単位数を満たすことで卒業できます。
アメリカの大学では、1科目につき3単位得られるのが一般的です。
講義概要(講義要綱)。
個々の科目の授業内容が簡単に記されたもの。その大学の「カタログ(catalog)」に記載されています。単位数と"prerequisite"(その科目をとる前に履修していなければならない科目。「先修科目」と訳されます)も併記されるので、自分の専攻分野の科目については、course descriptionsを注意して読みたいところです。
科目番号。
大学では100~400番台の、大学院では500~800番台の3ケタで表記され、数字が大きくなるに従ってその科目の難度も高まります。100番台の科目は1年生レベル、400番台の科目は4年生レベル、というように、全米で統一した理解が成り立っています。それが大学間の単位の移行(編入)を容易にしている一因です。
一般教養課程のcourse numberは100~200番台で占められます。
専攻によっては、300番台以上の科目を一定数以上、履修することが求められることもあります。
単位。
"Unit"とか、(セメスター(二学期)制の場合)"Semester Hour"といわれることもあります。
アメリカの大学はすべて単位制で、定められた履修単位を取得すれば、年数に関係なく卒業できます。
通常、二年制大学を卒業するのに必要なのが60単位、四年制大学だと120~130単位、修士課程で30~60単位、博士課程では90単位が必修単位数です。1科目につき3単位取得できるというのが一般的で、セメスター制の場合、1学期に取得するのは5科目、すなわち15単位くらいが標準です。
刑事裁判学。
刑事裁判システム全般について学びます。
刑法の内容や、その実施のプロセス、警察や刑務所、裁判所の運営から、刑事裁判などが学習範囲です。
カリキュラム/指導法。
教育レベルや科目に適したカリキュラムを組む方法を学びます。
カリキュラム理論や教材のデザイン、カリキュラムの評価なども含まれます。
ダンス。
バレエやモダンジャズ、フォークダンスといったジャンルのダンスを通して、感情や思い、心的情景を表現することを学びます。
文化としてのダンスを分析したり、振り付け法を学んだりもします。
ダンスセラピー。
身体障害や情緒問題を克服したり、他者とのコミュニケーションを促進したりするのを助ける手段として、ダンスを用いるセラピーの理論や実践を学びます。
セラピー系の分野はほかにもArt Therapy、Music Therapy、Recreational Therapy、Physical Therapy、Occupational Therapyなどがあります。
いわゆる「学科」にあたります。
たとえば「音楽学科」であれば"Music Department"、「物理学科」であれば"Department of Physics"などといいます。
たいてい、一つひとつのdepartmentがいくつかの専攻(major)課程を設けていて、たとえばUniversity of VirginiaのArt Department(芸術学科)では、History of Art(美術史)とStudio Art(美術制作)の二つの専攻課程を設けています。
なお、百貨店の意味で用いられる「デパート」は、"Department Store"といいます。
二つの専攻をもつこと。
それぞれの専攻の必要条件を満たさなければならないので勉強はたいへんですが、アメリカの大学生の2割ほどが、ダブルメジャーにチャレンジしています。留学生でもダブルメジャーを選択する人は少なくありません。
"I double-majored in English and History."は、「英語と歴史学の二つの専攻をもっていた」という意味。なお、専攻を三つもつことを"triple major"といいます。
いったん科目を登録した後に、その登録をキャンセルすること。
通常、学期が始まってから2週間以内であれば、dropしても成績には支障がなく、成績表にも記録は残りません。
逆に、科目を追加登録することは、"add a course"といいます。
いったん科目を登録した後に、その科目の登録をキャンセルしたり、新たに科目を追加したりできる期間。
通常、2週間以内であれば、dropとaddができますが、2週間近くなってdropしたりaddしたりするのは避けたいところです。
エコロジー。
生態系について学びます。個体群生物学、大小の生態系、進化と絶滅についてや、環境が有機体にどのような影響を及ぼすかといった問題も含まれます。
経済学。
資源の生産、保護、分配、さらにこれらのプロセスに関する組織のフレームワークを学びます。
マクロ・ミクロ経済理論、比較経済システム、銀行理論、数学的・分析的理論なども学習範囲です。
選択科目。自由に選んでよい科目のことです。
必修以外の科目で、その大学で提供されている科目すべてがelectiveになります。
ただし、科目番号(course number)が300番台以上のものは先修科目(prerequisite)をとらなければならないのが普通です。
科目名で「初級~」のこと。
"Elementary Chinese"は「初級中国語」を意味します。"Introductory~"とも表記されます。
環境科学・保全。
環境を生物学的、物理学的観点から学びます。水、空気、土、魚、野生生物など天然資源の保護や改善、環境公害の制御などを含みます。
第二言語としての英語教授方法。
英語を母語としない人に対する英語教育の理論と実践を学びます。
第二外国語の教育に重点を置いている分野にはほかにTESLやTESOLがあります。
運動科学。
人の動作を解剖学、生理学、生化学の知識を用いて科学的に学び、運動や治療的リハビリテーションに応用します。
ファッション・ビジネス。
洋服やアクセサリーのファッションを始めとして、宝石やインテリアのデザインから仕入れ・販売に至るまで、ファション・ビジネスにかかわるさまざまなことを学びます。
映画/ビデオ/撮影/製作。
脚本執筆から撮影、演出、編集にいたるまで、映画・ビデオ製作の理論と実践を学びます。
理論や評論に重点を置いた分野としてCinema Studies があり、ラジオとテレビの製作を学ぶ分野にRadio/Television があります。
外国語教育。
外国語そのものを学ぶ場合と、外国語を教えようという人が学ぶ場合とがあります。
法医学テクノロジー。
病理学者や法医学者などのもとで、犯罪の現場や物証の分析を行う技術を学びます。
病理学や実験技術の原理のほか、散粉や指紋法、復元法なども学びます。
1年次の最初の学期に履修するセミナー形式の授業。
大学の勉強がどういうものかを新入生が学ぶとともに、大規模な大学では大人数の講義形式の授業以外に、少人数のセミナー形式の授業を経験することが目的です。
グラフィック・デザイン。
イラストや活字メディアを通して、芸術的技術を用いながら、消費者に情報を効果的に伝えることを学びます。
コンセプト・デザインのほか、リトグラフィやエッチング、コラージュやコンピュータ・グラフィックなどの技術についても学びます。
体育学。
保健体育を教える人が学びます。。
健康システム管理。
医療やヘルスケアに関するサービスやシステムの企画・管理を学びます。
企画からコーディネーション、財務管理、資金集め、マーケティング、広報、人事管理、健康法までの分野をカバーします。
史跡保護。
史跡を建築的に研究したり、その保護や修復について学びます。
建築の歴史、不動産、土地の利用、税法や法律なども学習範囲です。
園芸学。
果物、野菜、花や苗木など、庭園を飾る植物の栽培法や、植物の生態サイクルに沿った園芸法を学びます。
ホテル/モーテル/レストラン経営学。
ホテルやレストランなどの経営に関するあらゆることを学びます。この学科を設けている大学の多くが、キャンパス内にホテルやレストランの施設をもっています。
福祉事業学。
福祉事業にかかわる人材を育成します。
顧客へのインタビュー、情報収集、ワーカーやエージェントへのコンサルティングなども学びます。
学際専攻。
その大学で提供されていない専攻を、複数の学科の科目を組み合わせてつくる専攻のことです。
その代表的な例が老年学(gerontology)。学問として確立されてから日が浅いので、老年学の専攻を設けている大学はまだ数少ないのが現状です。ところが、老年学の専攻課程を設けていない大学でも、社会学、生物学、ソーシャルワーク、心理学、遺伝学、統計学といった分野の科目を組み合わせて、interdisciplinary majorとして、老年学の専攻をつくることができます。
それが「専攻」として認められるかどうかは大学によりますが、交渉次第で自由なカリキュラムが組めます。New York Universityでは、interdisciplinary majorばかりを扱う学部(Gallatin School of Individualized Study)すら設けています。
国際関係学。
国際政治や国際機関、外交、政策、国際法、安全保障などを学びます。大学院レベルでよく学ばれるものです。
科目名で「~概論」のこと。
"Introduction to Natural Science"は「自然科学概論」を意味します。
ラテン・アメリカ学。
メキシコ、カリブ、南・中央アメリカの経済、文化、政治、社会、歴史などを学びます。
一般教養/人文学。
文学、芸術、哲学といった人文学や歴史、外国語、数学、社会科学、自然科学を総合的に学びます。
全般的な知識を身につけながら、類推する力を養います。
図書館学。
本をはじめ、書類やフィルム、音声、電子データなど、さまざまな形態の情報を利用しやすいようにまとめ、保存し、管理、提供するための知識や技術を身につけます。
専攻。
たとえば「心理学専攻」を"Psychology Major"といい、「私は哲学を専攻しています」を"I am majoring in philosophy."といいます。アメリカの四年制大学を卒業するためには、何らかの分野を専攻するのが原則となっています。
アメリカの大学は、入学時に専攻を決める必要がありません。入学して最初の2年間は幅広くいろいろな分野の教養を積み、自分の適性を探った上で、2年次の終わり頃に専攻を決める学生がたくさんいますし、それがよい結果を生むと考えられています。
また専攻を決めた後でも変更ができますし、異なった分野の専攻を2つもつこと(double major)もできます。
医療事務技術。
医療記録の専門家の指導のもと、医療についての情報分析や記録手法などを学びます。
貴金属/宝石アート。
宝石や貴金属を用いて装飾品などをつくることを学びます。
金属細工、石細工、鋳造、デザインなどを含みます。
軍事技術。
軍事について全般的に学びます。軍に特有の責任やリーダーシップも身につけます。
テクノロジー、諜報、戦略なども学習範囲です。
副専攻。
「ミニ専攻」のようなもので、卒業するために必ずminorを選ばなければならないわけではありません。自分の興味ある分野や、専攻(major)の知識を広げることができる分野をminorとします。
たとえばコミュニケーションをmajorとしてビジネスをminorにしたり、経済学をmajor、地理学をminorとしたりすることは、専攻分野の知識を広げるに適した組み合わせの例といえるでしょう。
Majorほど必修条件が厳しくないので、minorを選ぶ留学生もたくさんいます。
美術館学。
美術館の歴史や理論的な位置づけなどの分析、また美術館の管理・経営等の実務的なことも勉強します。
美術館でのインターンシップを中心にした、経験重視のカリキュラムが組まれていて、かなり専門的で職業に密接した内容になっています。基本的に大学院で学ぶ分野です。
組織的行動学。
組織の中での個人の行動やモチベーションを学び、ビジネスや産業の場に応用します。
組織理論や産業心理学、社会心理学、組織の社会学などを学びます。
公園/レクリエーション施設管理/インドア/アウトドアのレクリエーション。
レジャー施設の管理、運営について学びます。
スタッフを指導、監督する方法、安全基準の設置、広報活動からビジネスやマーケティングの基礎まで幅広く学びます。
運動療法。
四肢の運動機能の障害を正常に回復させるための理学療法のことで、基本的には大学院レベルで学ぶものですが、学部レベルで5 年間のプログラムを提供しているところもあります。
原則的には薬や外科的処置を用いませんが、医療に関する専門的な知識が要求されます。解剖学、臨床医学、生理学、物理療法、機能障害に関して学び、実習も加わります。
また、神経学および神経科学やマネジメントなどを学ぶこともあります。実習も行われます。
政治学。
政治機関とその原理・行動を学びます。
政治哲学、政治理論、政府・政治の比較学、政党、利益集団、公論などが学習範囲です。
先修科目。
特定の科目をとるために、あらかじめ履修しておかなければならない科目。科目番号が300番以上のものには、prerequisiteの科目を受けなければならないことが多くあります。
ラジオ/テレビ放送。
ラジオやテレビなど放送媒体における娯楽番組や情報番組を企画、プロデュース、演出する方法と技術を学びます。編集、カメラ・マイクロフォン技術などのほか、放送法などについても学びます。
アナウンサーやディレクター、プロデューサーとして働きたい人はこの分野を専攻します。
履修科目の登録と、取得単位をとりしきるオフィス。成績証明書を発行するのもこのオフィスです。
編入する場合、認められる単位数の査定もこのオフィスが行います。より多くの単位を認めてもらうための交渉相手にもなります。
履修登録のこと。
動詞で「科目を登録する」は"register (a) course(s)"、「履修登録を司るオフィス」を"registrar's office"といいます。
Academic advisorと相談して履修科目を決めたら、オンラインで履修登録をします。
履修科目を登録(register)する期間。
履修登録は、一般的には上級生が優先されます。
必修科目。
学位を取得して卒業するためには、一般教養課程の必修科目と専攻分野の必修科目を、指定された成績以上で、履修しなければなりません。
必要条件。
たとえば、"requirements for the major in psychology"は「心理学専攻で、卒業するための履修条件」となり、これには必修科目や単位数、成績などが含まれます。
スポーツ医学。
スポーツ、医学、科学、ヘルスケアなどの分野を統合した比較的新しい分野です。基本的には大学院で学びます。
運動を科学的にとらえ、スポーツにおける医療と科学の役割を考えたり、コーチやトレーナーになるための知識を得たり、スポーツクラブでインターンとして実習をしたりします。
演劇学。
演劇の歴史と、劇の評価について学びます。
演技、演出、舞台効果、伝統芸能などもテーマになります。
履修の途中で科目の登録を取り消すこと。
名詞は"withdrawal"。Withdrawしても成績には影響がないため、どうしてもその科目についていけない場合はこの方法をとることがあります。
ただし、withdrawしてもいい期限(deadline for withdrawal)があるので注意しましょう。また留学生は1学期に12単位以上を取得する必要がありますので、withdrawすることで取得単位が12単位未満にならないように気をつける必要があります。