どうすればできる?コミュニティ・カレッジからUCLAへの留学
コミュニティ・カレッジを経てUCLAに留学するのは、本当に現実的なのでしょうか? 栄 陽子が実態を語ります!
その1 〜仕組み篇〜
その2 〜道のり篇〜
その3 〜実態篇〜
UCLA留学の実現性
じつは、コミュニティ・カレッジからUCLAへの編入は、決して簡単なことではありません。まったく不可能であるわけではありませんが、きわめて狭き門です。カリフォルニア州独特のシステムをよく理解した上で、コミュニティ・カレッジでの履修科目を慎重に選んでいかなければなりません。
そもそもコミュニティ・カレッジから四大に編入できている人は、全米的に見ても10%くらいに過ぎません。コミカレでいい成績をとって卒業することが、そもそもむずかしいのです。
そしていまや、UCLAの学費は5万ドル近くします(2024年度)。寮・食費などを含めると、年間76,000ドルもかかります(UCLAのWEBサイトより)。
安いはずのコミカレも、カリフォルニア州のコミカレはそんなに安くありません。編入にあたって単位が減らされるリスクもあります。
そうであれば、コミカレを経由するよりも、最初から四大をめざすほうが、じつは安上がりになる場合もあるわけです。
長期にわたる留学は、人生を左右する一大イベントです。志望校選びはくれぐれも慎重に!