スポーツ留学~海外の大学でアスリートとして活躍するには~
アメリカの大学でスポーツ選手として活躍する。そんな夢をかなえるためにはどうすればいいのでしょうか?
アメリカ大学のスポーツの仕組みから出願プロセスまで、留学カウンセラーの栄 陽子が語ります。
【スポーツ留学】海外でアスリートとして活躍!
アメリカの大学のスポーツの特徴:「シーズン制」と「学業優先」
アメリカの大学は基本的にシーズンでスポーツをすることを分けています。
秋のシーズン、冬のシーズン、春のシーズン。たとえばサッカーは秋のシーズンに行われます。
シーズンが外れるとそのスポーツをすることはありません。
「アメリカにスポーツ留学したい」という人の中には、このことを勘違いしている人がとても多いんですね。
日本の学校はそれこそ同じスポーツを365日、もう克己の精神で、やればやるほどいいみたいな形でやりますけれども、アメリカはシーズンを外れたらまったくそのスポーツはやりませんし、大学生は1週間に何時間以上練習をしてはいけないなんていうようなルールもあります。
それから大学生ですから成績が一番重要です。
もし成績が2学期続けて70点平均を切ると退学になりますし、70点ギリギリになってくると、赤いシャツを着せられてベンチ入りで、試合にも出してもらえないなんていうことも起こり得るんですね。
したがって、日本のようにスポーツさえしていればなんでもOK、なんでもありみたいなことはなくて、大学はあくまでも勉学が一番中心になっていて、その上でスポートを楽しむというのがアメリカの大学です。
NCAA(全米大学体育協会)のディビジョンとは?
アメリカの大学スポーツは、NCAAという協会が運営のルールなどを決めています。そしてディビジョン1、ディビジョン2、ディビジョン3というふうにレベル分けをしています。
ディビジョン1ていうのは、もうプロ並みの強い人たちばっかりの学校のチームですね。
ディビジョン2ですとまあまあのレベル、ディビジョン3ですとまぁそんなにたいしたことない。
日本人の人でディビジョン1のグループの大学に入ろうとしますと、これはもうかなりプロ並みのレベルのものを要求されますのでなかなか大変です。
ディビジョン2とかディビジョン3でしたら、なんとか日本の人でもチームの選手としてやることができます。
人によって能力が大きく違いますので、それによってどういう学校に行くか考えなければいけませんけれども、基本的にはスポーツのやりかたも、アメリカの大学と日本の大学ではずいぶん違いがあるということを承知してください。
スポーツ留学実現への道
それでは栄 陽子留学研究所が、スポーツ留学をしたいという人が来たときにどのようなことをするかということを、お話をしたいと思います。
もちろん一緒に学校選びをします。
ディビジョン1、ディビジョン2、ディビジョン3に属しているグループのリストがありますから、その人のレベルを見ながら、だいたいディビジョン2かな、ディビジョン3かな、なんていうような話をしながら学校を選んでいきます。
それから学校に願書を出すと同時に、うちのボストン事務所からその学校のそれぞれのスポーツの監督に連絡をとることにします。
最近はなんでもオンラインで監督の名前も全部見ることができますから、とても便利ですね。
調べて、ボストンからその監督に連絡をして、このような生徒がいるんだけれども、あなたのところに入学してかつそのスポーツの選手としても活躍したいんだけれども、どうかという話をしますと、じゃあまあ何か映像を送ってこいとか、いままでの経歴を送ってこいとか、それが進みますと場合によってはトライアウトに来なければいけないとかということがありますけれども、一応監督のほうでこんな感じではどうかとか、可能性があるとかないとかいろんなことを教えてくれますので、そういうことを加味しながら、第1希望、第2希望、第3希望、第4希望というふうに学校を絞って、願書を出して、そのまま監督とも連絡を続けてするということになります。
けっこう栄 陽子留学研究所からもスポーツの留学をしてまして、それこそオリンピッククラスの人もときどき現れますので、こういう人が日本選手として世界で活躍してくれればとてもうれしいことです。

