留学生がアメリカの大学でディスカッションに参加する方法
みなさんこんにちは! 今回の留学ブログでは、アメリカの大学の授業でよく見られるディスカッション形式の授業についてお話しします。
留学生が苦戦するディスカッション
留学生の皆さんがアメリカの大学でとても苦戦することの1つが「授業でディスカッションに参加すること」でしょう。英語もままならない中、ネイティブの学生にまじって授業中に発言するのはハードルがとても高く感じることだと思います。でも、アメリカの大学では発言率が低いとどんなにペーパーやテストが高く評価されても良い成績はとれません。先生の採点方式によってはF(=Fail。不可)がついてしまう可能性もあります。
自分の意見を言うことに慣れているアメリカ人
自分の英語に自信がないうちは、ネイティブの学生がとてつもなく賢く見えたりします。アメリカ人は小学校の頃から人前で「そのことについて自分はどう思うのか」をはっきりと伝えることをトレーニングされており、自分の意見を言うことに慣れています。そのように自信をもって上手に発表している学生の中で、留学生たちは、日本語なまりのある拙い英語を暴露してしまうことを恥ずかしく思い、なかなか手を挙げられないものです。
前もって準備することがカギ
ではどうやって英語が苦手な、意見を言うことに慣れていない日本人が授業中に発言するか、というと「すでに前もって言うことを用意する!」のです。
授業中どんなにがんばっていても、授業内容や他の学生の意見を聞きながら話すことを考えているうちにどんどん授業が進んでしまっていたり、気がついたら違う方向にディスカッションが流れてしまっているということが多々あることでしょう。ですから対策は、ズバリ「前もって発言内容を決めておく!」です。
予習の段階で質問を考えておく
予習の段階で質問をいくつか考え、自分の意見を英文で書き出しておき、スラスラ言えるよう練習しておくのです。そして授業中に自分が考えてきたポイントが話題になったかな? と思ったら、すかさず手を挙げ用意しておいた英文を言って、自分をアピールします。用意しておく英文は、最初は短くてもかまいません。二つか三つのパターンを作り、その英文を自信をもって発言できるくらい練習をしておくと、気後れすることなく発言する勇気が出ます。ディスカッションの内容をすべて理解しようと肩に力を入れるより、自分が用意したポイントだけは逃がさないぞという気持ちで臨んでみましょう。間違ったとしても、先生は一生懸命発言しようとしていることを評価してくれるでしょう。
クラスメイトの意見に便乗する
また、他の学生の意見に便乗するというのも一つの手です。たとえば、「さっき彼が言っていたように,私も〜思う」(“As he was saying, I think…”)、「私も◯◯くんが言ったことに賛成です。なぜなら〜」(“I agree with Mr. ◯◯, because…”)、「さきほど教授はこのように仰っておられましたが,〜の場合はどうですか」(“You were saying…, but how about when…?”)など、他の人の意見や説明に乗りながら話すと、ポイントをそらすことなくディスカッションに貢献できると思います。
リーディングでも対策を練ろう
留学を成功させる(良い成績をとる)には、作戦を練って、効率よく勉強する必要があります。リーディングの宿題が出たら、それをただ読むだけでなく、introduction(序論)とconclusion(結論)のポイントをまとめ、自分の質問と意見を考えておいたほうがよいでしょう。何時間もかけて膨大なリーディングの宿題をすべて読んで授業に出席したとしても、ディスカッションに参加できなければ自分が努力したことをアピールできないからです。また、初めて学ぶ分野の授業でリーディングに時間がかかる場合、その背景知識を日本語で調べてから読むとわかりやすくなります。効率的に読めるようになれば、一番肝心な「自分の考え」をまとめる時間もとれるでしょう。
自分にノルマを課すのも一案
授業中に1回発言するなどノルマ(自分との約束)を作っておくのも効果的です。どうしても授業中に発言する機会を逃したら、授業の後に個人的に教授に質問に行き、自分の考えを伝えれば、ほとんどの教授は好意的に評価してくれると思います。
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